大逆転3連覇
今季は最終戦まで優勝が縺れたリーグが3つあった。
一つ目はイングランドプレミアリーグで結果はユナイテッドが2ポイント差で2連覇を達成。
二つ目はイタリアセリエAでインテルが3ポイント差で3連覇を達成。
そして三つ目が、スコットランドプレミアリーグでセルティックが大逆転の3連覇を達成した。
今季は終盤までセルティックのライバルであるグラスゴー・レンジャーズがリーグを独走していた。
レンジャースは今季、リーグカップで優勝しており、UEFAカップでも決勝進出し、さらにスコットランドFAカップの決勝を残している。
レンジャーズはCLの予備選2回戦から参加しており、今季戦った試合は1試合を残して67試合。セルティックよりも15試合も多い計算になる。この大逆転劇はレンジャーズの過度の過密日程が引き起こしたものといえる。
特に4月と5月はセルティックは9試合しかしていないのに対してレンジャーズは18試合もしているのである。
セルティックは3月29日と4月5日のレンジャーズ戦とマザーウェル戦に敗れており、これで逆転優勝も絶望的かと思われた。
しかし、そこからセルティックは最終戦まで7連勝を成し遂げたのである。対するレンジャーズは3つのカップ戦を戦っていたこともあり、リーグ戦は3試合ほどセルティックより少なかった。途中UEFAカップのためにリーグを延期することもあったのだが、最終的にその大きなしわ寄せに無く結果になってしまった。3月29日にセルティックに勝って以降、カップ戦含む16戦で5勝しか出来なかったのである。
そして、結果的にセルティックが一気に流れを引き寄せた試合となった4月16日のセルティック・パークでのオールドファームで中村が先制点とクエジャールを退場に追い込むシュートを放って大活躍した。さらに続く27日の同じ場所・相手の試合でも中村はいい動きをし、試合終了間際にイライラしたウィテカーに悪質なスライディングを受け、ウィテカーは退場。
レンジャーズは見るからにギリギリの状態で戦っていた。
そして、UEFAカップ決勝で敗れたレンジャーズは続くリーグ戦のマザーウェル戦で引き分けてしまい事実上セルティックにポイントで並ばれてしまう。
そして最終戦は得失点差で4上回っているセルティックが有利な状況の中で始まり、苦しみながら勝利したセルティックに対して、レンジャーズはアバディーンに敗れてしまい、大逆転劇が完結した。
今シーズン序盤は中村が怪我で離脱していて今ひとつ調子があがらなかった。復帰してからは攻撃にリズムも生まれ、調子も上がっていった。中村の怪我があったからこその大逆転劇だったかもしれない…というのは日本人の贔屓目が入りすぎか。
今季途中には横浜Fマリノスが中村獲得に乗り出すとの報道があったが、中村は残留の意思を固めつつあるようだ。
ただ、もう30歳になるし、スコットランドでは全てやりつくした感もあるので、新たな挑戦を見てみたい気もする。
来季、中村はどこでプレーするかわからないが、我々を楽しませるさらなる凄いプレーを期待したい。
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